新型コロナが流行したことで、大きく変わり始めているのが、住宅販売におけるWEBの活用です。
この記事では、コロナ禍で再注目される「WEB住宅商品」はどんなものがあるのかご説明します。
WEB販売のイメージ
一般的にどんなものでもWEB 上で売りやすい商品というと、「価格が安く」、「顧客のこだわりが比較的低いもの」が一般的ではないでしょうか。
WEBで住宅販売をするということ
従来、住宅販売とWEBマーケティングは相性が良いとは言えませんでした
日常で購入する日用品は、スマホで、判断に迷うこともなく「いつものやつ」を購入するほか、消耗品が無くなるタイミングで自動的に注文してくれるサービスも利用している方もいる中で、WEBでも購入は注文住宅とは対極に位置するものといえるのでした。
そんな中、WEB住宅販売の動き
しかしながら、現在ネット上でプラン等を検討できる「WEB住宅商品」にも動きが出てきています。
もともと、「WEB住宅商品」については、2000 年代後半に大手ハウスメーカーで取り組んだ企業も多かったのですが、当時から今までで成功例として記憶に残っているケースは少ないのが実情です。
ただ、WEB商品や規格商品は、すぐに結論が欲しいと考えているミレニアル世代からZ世代に向けて効果的です。
特にハウスメーカーの価格はわかりづらく、展示場に行かなければ価格を知ることができませんでした。
しかし、WEB上で安価な価格を明確に提示することで、これまでハウスメーカーが取り逃していた顧客層を取り込むことができました。
コロナ禍で再注目される「WEB 住宅商品」
大和ハウス「ライフジェニック」
大和ハウスでは、19 年11 月に同社初のWEB 商品「ライフジェニック」を発売しました。
コロナ前の発売だったこともあり、「ライフジェニック」の当初アクセス数は月3 万件ほどのようでしたが、コロナ禍の20年3~5月にはその約7倍となる、20万件を超えるまで拡大しているようです。これにより、1月あたり50~60棟程度の受注棟数になっているそうです。
21年4月には木造版の「ライフジェニックW」も発売し、鉄骨版発売時は無かった切り口として、コロナ禍にけるニューノーマルな生活への対応も含めており、テレワークスタイルや家事シェアといった要素を追加してアピールしています。
また、大和ハウスは2021年10月から展開しているWEBサイト「LiveStyle PARTNER」によって、顧客のファン化を図っています。
この会員登録制サイトでは、デジタルモデルハウスの内覧やオーナー事例、趣味・収納家づくりに関するコラムなどを読むことができます。
注目すべき点は、『このデジタル展示場ではアバターながら営業担当者と並行して会話しながら見学できるます。』
パナソニックホームズ「ヴェッセ」
パナソニックホームズでは、WEB限定商品「ヴェッセ」を発売しました。
この商品のポイントは、1,900万円台(税込2,000万円台)という値ごろ感と、「地震あんしん保証」付きを両立している点です。
これは地震の揺れによる全壊時の建て替えや、半壊時の補修を約束するという同社独自のシステムであり、値ごろ感のある商品でも安心して住まうことが出来るという点を徹底的にアピールしています。
特徴的な点は、WEBシミュレーション上でパナソニックの商品を中心にオプションの価格も明確に掲載していることです。ヴェッセのWEBシミュレーションの価格は特にわかりやすく、親切な印象を与えます。
最近では平屋版のヴェッセも訴えており、「1,300万円台(税込1,400万円台)から」という価格で顧客の関心を集めていますあります。
旭化成ホームズ「マイデッサン」
旭化成ホームズの規格商品「マイデッサン」は、以下のような特長を持っております。
- ロングライフ買取保証サービス
- 将来住宅を売却する際のリスクヘッジとして、独自の「ロングライフ買取保証サービス」が付与
- スムストック査定とマイデッサン加算を組み合わせており、6か月で売却できなかった場合には査定額の90%までを保証
- 将来の不安を軽減し、安心して住宅を購入することが可能
- ファイナンシャル面からのアプローチ
- 残価設定型ローンなど、独自の販売戦略を展開しており、住宅購入時の経済的負担をこれにより、より多くの人々が自分に合った住宅
- 豊富なプランバリエーション
- 多様なライフスタイルやニーズに対応するために、豊富なプランバリエーションを提供
- シンプルな間取りから家族構成に合わせた広々としたプランまで、様々な選択肢からまた、外観や内装のデザインに関しても多様なバリエーションがあり、自分の好みに合わせてカスタマイズすることが可能
- 品質と安心の保証
- 長期優良住宅や保証制度を提供することで、住まいの安心をサポート
これらの特長により、旭化成ホームのマイデッサンは、将来の不安を軽減し、経済的な負担を軽減しながら、自分らしい住まいを実現することができます。
豊富なプランバリエーションと品質の保証により、多くの人々が安心して住宅を購入することができます。
トヨタホーム「エラヴィエ」
トヨタホームでは、平屋商品について、「エラヴィエ」という名称で、家に居ながらWEB上でプランの選択やシミュレーションを行い、見積もり依頼ができる仕組みがあります。
- デザインと機能の融合
- 美しい外観デザインと優れた機能性を両立させた住宅
- モダンなデザイン要素が取り入れられており、シンプルでありながらも独自の特徴
- カラーバリエーションやデザインの選択肢も豊富で、自分のスタイルに合った住まいを実現
- 快適な室内環境
- 快適な居住性を重視した設計
- 高い断熱性能により、室内を快適な温度に保ちながら、冷暖房負荷を抑制。あるいは、新鮮な空気を守りながら湿気を適切に遮蔽
- 音響性の向上に注力しており、外部の騒音も遮断して静かな居住環境を提供
- スマートホーム機能の充実
- スマートフォンやタブレットから家電や照明、エアコン、カーテンなどを操作できるスマートホームシステムが標準装備
- タイマー機能、自動制御機能なども随時行っており、快適な生活をサポート
- 品質と安心の保証
- トヨタホームは、品質と安心の保証に力を入れています。 、長期優良住宅や保証制度を提供することで、住まいの安心をサポートしています。
これらの特長により、トヨタホームのエラヴィエは、美しいデザインと快適な居住性、スマートホーム機能、エコロジーな取り組み、品質と安心の保証を備えた理想的な住まいとして注目されています。
住宅検討のトレンド
現在では、コロナへの慣れもあり、住宅を検討している方々のトレンドは予約制なども取り入れながら住宅展示場の来場する方も少しづつ戻ってきていますが、コロナ前との大きな違いとして挙げられるのが、ネットであたりを付けて来場するお客様が圧倒的に増えたということになるでしょう。
WEB販売住宅の返済・年収のイメージ
WEB販売住宅を購入するための年収計算を説明します。これには住宅購入にかかる総額と、そのローン返済をサポートするための年収計算が含まれます。以下はステップを参考にしてください。
1. 住宅購入に必要な総額計算
最初に、購入したい住宅の総額を計算します。
例として、建物本体工事費、建物以外の工事費と諸費用を合算しましょう。
建物本体工事費
・30坪 × 65万円/坪 = 1,950万円
建物以外の工事費
・300万円
その他の諸費用
・150万円
これらを合算すると、
この金額が、住宅を購入するために必要な総額になります。
2. ローンの計算
次に、ローンの計算を行います。ここでは金利0.5%と35年のローンを仮定します。この場合、毎月の返済額を計算できます。
金利(年率)
・0.5%
ローン期間
・35年
返済総額
・2,460万円
月々の返済額は、例えば次のように計算できます:
3. 借りられる最大の金額
最後に、年収から借りられる最大の金額を計算します。この計算は、ローンの返済に充てることができる年収の目安を示します。
- 年収に3/4をかけて手取りを求める。
- 手取りに×1/3をかけて、年の最大返済額を計算する。
- 最大返済額に返済年数をかけて、借りられる最大額を計算する。
たとえば、世帯年収が500万円の場合:
- 手取り(年収の75%)
➡500 万円 × 0.70 = 350 万円 - 年の最大返済額(手取りの1/3)
➡350 万円 × 1/3 = 116万円 - 借りられる最大の金額(最大返済額 × 返済年数)
➡116万円 × 35年 = 4060万円
この計算によれば、世帯年収500万円の場合、最大で借りられる金額は4,060万円です。
ただし、これはあくまで計算上の数字であり、実際の生活費やライフスタイル、その他のローンなども考慮に入れる必要があります。住宅ローンは重要な契約ですので、購入計画を立てる際には慎重に検討しましょう。
ハウスメーカーを決める時にはどうしたらいい?
ハウスメーカーを比較する際のポイントと選び方について説明します。
坪単価のみで比較しないハウスメーカーを選ぶ際には、坪単価だけで比較することは避けましょう。 坪単価は商品や条件によって変動するため、ハウスメーカーの工法や保証制度、性能などの違いを適宜比較することが重要です。
耐震性や保証制度などの特徴を比較する耐震性や保証制度などは、ハウスメーカーの強みとして重要な要素です。また、ZEH住宅の普及率や自社工場の方々なども参考になります。
間取りやデザインの比較ハウスメーカーによって、実現可能な間取りやデザイン、選べる仕様や住宅設備が異なります。各ハウスメーカーの住宅展示場を訪れて傾向を把握しましょう。て比較し、希望に近いスタイルを提案できるハウスメーカーを選ぶことが大切です。
見積りの内容を確認するハウスメーカーを比較する際には、見積りの項目名や出し方に注意しましょう。特に、「工事一式」としてまとめられている場合は、具体的に含まれているのかを事前に確認しましょう。外壁タイルなど、自分が希望するや設備仕様が見積りに含めて適合を確認することが必要です。
営業マンの対応も重要な要素 ハウスメーカー選びでは、営業マンの対応も重要な要素です。 家づくりは大きな投資となるために、経験や知識が十分であり、セリフが迅速で丁寧な営業マンを選ぶまた、家が完了した後もアフターサポートが必要になりますので、相談に対して親身になって対応してくれるか、きちんとした気遣いができるかなど、営業マンの人間性も見極める必要があります。
以上がハウスメーカーを比較する際のポイント選びとなります。文章でも伝わると思いますが、これを何社もやり取りするのは非常に大変です。
そこで、タウンライフという無料オンライン相談サービスを利用することをおすすめします。ハウスメーカーとは独立した立場で、専門家の優しい意見をいただくことができます。また、住宅ローン減税緩和やまい給付金増額などの暫定に関するご相談も無料でため、注文住宅を考えている方には必見のサービスです。
- ご相談の予約(日時指定)をします。
- 事前アンケートに回答する。
- 専門アドバイザーとの相談や要望の整理を行います。
- 必要に応じてハウスメーカーとの打ち合わせを行います。
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